平成19年度
熟年大学

一般教養科目

公開講座


全10回シリーズです。
    
   
公開講座は毎月第三木曜日にSAYAKA小ホールで開催されます。

開講月日 講師 テ ー マ
第1回
19年5月17日

野村 順一

東京大学工学部応用科学科卒
旭化成工業滑e地の工場長歴任
味覚糖鰹務を経て、現在同社非常勤顧問
NPO法人アクティブエイジング理事
なにわエコ会議環境教育啓発メンバー

地球温暖化と私たちの暮らし
〜大阪狭山市周辺の竹林活性化を考える〜

生活の利便性を求め続けた私達は有限な化石燃料を浪費し二酸化炭素の発生量は急増、衰えた自然の力では制御できず、地球温暖化は危険な方向に向かっている。私達は 3R(リデュース・リユース・リサイクル)を実践し、緑を回復させ子孫の未来を守ろう。


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第2回
6月21日

山田 吉彦

学習院大学卒
日本財団広報チームリーダー
東海大学海洋学部講師
海難審判庁業務改善検討委員会委員
大分県産業科学センター客員研究員

日本の国境で今何がおきているのか

中国の東シナ海海底ガス油田開発、北方領土海域におけるロシア警備艇による根室漁民の射殺、北朝鮮貨物船の動向など日本を取り巻く海の情勢を具体的な事例や海上保安庁、 海上自衛隊の対応を含め解説する。

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第3回
7月19日

ネルケ 無方

ドイツ生まれ
ベルリン自由大学修士課程修了
京都大学に留学中安泰寺で参禅体験博士課程中退後に入門・出家得度、8年間の修行を終え、大阪城公園でホームレス雲水生活、2002年安泰寺を受け継ぎ住職に。
坐禅のすすめ
〜現代を生きる道しるべ〜

来日して15年になるドイツ人住職が自分と坐禅との出会いや住職になるまでの道程を通して、 現代日本人に坐禅をより身近に感じてもらうため坐禅の意味と実践を説明し、「坐禅儀」を手引きに、デモンストレーションも行う。


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第4回
9月20日

隠岐 和之

大阪大学医学部卒大学院終了
医学博士、同大学付属病院第1内科勤務、新千里病院内科部長
新阪急ビル診療所所長を歴任
日本笑い学会会員
笑いは健康の素
〜体を元気にし脳を活性化する〜

笑いとユーモアは心と体の健康に良く、脳を活性化し、人間関係を滑らかにする妙薬です。ユーモラスな川柳や小咄を織り込んで、 笑いながら健康のこと、老年のこと、人間関係のことなどを考えてもらいます。健康長寿の方法、認知症や寝たきりの予防、ガンに対する免疫力などにも触れます。


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第5回
10月18日

浜 矩子

一橋大学経済学部卒
三菱総合研究所入社
同社ロンドン駐在員事務所長
同社経済調査部長
同志社大学大学院教授
同大学院ビジネス研究科教授
時代の風をどう読むか
〜世界と日本はどこへ行く?〜

21世紀という時代の風はどこから吹く風なのか。誰が吹かせた風なのか。その風に乗っていいのか、逆らうとどうなるのか。 時代の風の力と方向を考え、今日的時代状況を見極めて、世界と日本の明日を展望する。


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第6回
11月15日

川崎 東彦

京都大学大学院農学研究科修士課程修了
大阪府立大学農学部教授
同 大学院生命環境科学研究科教授
21世紀はバイオの時代
〜バイオは救世主になれるか〜

世界人口の急増により懸念される食糧不足、環境悪化、資源・エネルギーの枯渇、医療・健康問題などに、バイオ技術は貢献できるでしょうか。 急速に進展している先端バイオ技術を紹介します。

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第7回
12月20日

岡崎 桂二

大阪外国語大学大学院終了
四天王寺国際仏教大学教授
日本学術振興会カイロ研究センター長
国立民族学博物館共同研究員
イスラム世界と欧米の対立
〜オリエンタリズム対立の根底にあるもの〜

アメリカの中東政策、ムスリム移民の排斥、トルコのEU加盟問題。このような問題の理解には、 オリエンタリズムというヨーロッパ人の思考様式を知る必要があるが、その歴史的由来を探り中東理解の一助としたい。

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第8回
20年1月17日

宮下 実

大阪府立大学卒
天王寺動物園獣医師
大阪市立大学医学部学位取得
医学博士、獣医師、学芸員
日本動物園水族館協会理事
日本野生動物医学会理事
大阪市立大学・府立大学講師
変わりゆく天王寺動物園
〜動物園に今求められるもの〜

戦前の見世物的な動物園から、今や環境学習の場として天王寺動物園は大きく変化した。 動物の生息環境を再現したアフリカサバンナゾーン、アジアの熱帯雨林ゾーンで地球環境への関心を高めてほしい。


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第9回
2月21日

笠谷 和比古

京都大学大学院文学研究科博士課程終了 文学博士
ベルリン大学・北京外国語学院
パリ大学などの客員教授
国際日本文化研究センター教授
武士道と現代
〜伝統文化に見る人間像〜

「武士道」とは何か、「忠義」とは単に滅私奉公、服従をだけ意味するものだろうか。 伝統文化の中で育まれてきた人間像を見つめ直し、現代の日本社会が直面しているモラル、人間関係、国際政治といった諸問題に対する方策を考える。

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第10回
3月19日

中川 幾郎

同志社大学経済学部卒
大阪大学大学院博士課程修了
国際公共政策博士
豊中市役所市長公室広報課長
帝塚山大学法政策学部教授
帝塚山大学大学院法政策研究科教授
21世紀型のまちづくりの
これまで・これから

〜参画と協働のまちづくりとは何か〜

市町村合併の大波を受けて、いま日本の市町村は急激に変化してきている。 それは外部環境や財政事情が大きく変動する中で、それらの変化に立ち向かい、自治体として自立していこうとする、 市民、行政、議会を通した改革の動きとして現れてきている、「市民参画」「市民と行政との協働」が唱えられるのも、その改革の流れの上にある。・・・・

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さて、今年一年、
充実した講演内容が楽しみです。