平成19年度
熟年大学

第四回
一般教養科目公開講座
於:SAYAKA小ホール
平成19年9月20日

 
笑は健康の素
~体を元気にし脳を活性化する~


内科医師
日本笑い学会会員
隠岐 和之 氏

                    講演要旨

笑いとユ-モアは心と体の健康に良く、脳を活性化し、人間関係を滑らかにする妙薬です。 ユーモラスな川柳や小咄を織り込んで、笑いながら健康のこと、老年のこと、人間関係のことなどを考えてもらいます。 健康長寿の方法、認知症や寝たきりの予防、ガンにたいする免疫力などにも触れます。
                   
本日の講演はユーモラスな川柳を中心にした内容で、場内哄笑の連続でしたので、レジメに沿った川柳を紹介して講演要旨に代えます。

笑いは体を元気にし脳を活性化する・・・・

●肥満
                  
      内蔵肥満とは わしのことかと 布袋さん

太りすぎ 注意する医者 太り過ぎ

私って 深みはないけど 幅がある

ピチピチよ 昔は私 今は服

●健康法

            昔なら みんな歩いた 一万歩

長生きをしよう ゆっくり 呼吸する

かんしゃくの くの字をとって生きていく        


以下の川柳省略
●共白髪
●物忘れ
●長寿法
●夫婦(円満の巻)
●おおきに
●健康長寿


(配布のレジメをご参照ください)


ぼけない音頭 京都西陣わらじ医者(早川医師原案)

唄や踊りを習う人 仲間が居る人 ぼけません
いつも気持の若い人 人に感謝のできる人 年をとってもボケません
役者タレント芸能人 精進する人 ぼけません
いつも頭を使う人 ものを書く人 絵かきさん 年をとってもぼけません


頭と筋肉を一日欠かさず刺激する ・・・骨折など長期臥床のとき  

前頭前野の血流を増加する・・・会話、音読、暗唱、外国語会話、暗算など
イソメトリックス(等尺体操)・・・患部の安静を守りながら四肢筋、腹筋、臀筋、
  括約筋などを鍛える(寝たまま筋トレ)。ストレッチも併用

ガン免疫力を高める十ヶ条
1.働き過ぎない

2.悩み続けない

3.怒らない

4.頭より体を使う

5.バランスのよい食事をとる

6.睡眠時間を確保する

7.よい人間関係をつくる

8.趣味を持つ

9.笑いを心がける

10.自然や芸術にふれる



パロディも笑いとユーモアの宝庫

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿で水の泡」
「カラスの足踏み」
「ウエストサイズ物語」
「たわむれに 妻を背負いて 腰砕け」
「ひぐらしはカナカナと鳴き そのひぐらしは カネカネと泣く」


 テーマに相応しく、笑いに溢れた小ホールでした。たくさんの質疑の間も、笑いが絶えませんでしたし、先生からは「大阪狭山市は活発な人が多い」と評価いただきました。
 混迷する昨今の社会情勢のなか、ストレスの多い日々ですが、それだからこそ 笑いやユーモアが求められるのでしょう。それが高齢化社会を健康で明るく生き抜くポイントではないでしょうか。



9月 講演の舞台活花



活花は季節に合わせて舞台を飾っています。
過去4年間の舞台活花とその時の講演要旨を組み合わせた
「講演舞台活花写真画廊」のブログが
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講演舞台写真画廊展
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