第1回 富田林方面(南河内)   令和元年5月24日(金)

富田林市は、大阪府南河内地域に位置し、大阪の中心から東南へ約20キロメートルにあります。
南河内の交易、流通の中心として栄えた寺内町のたたずまいは江戸・明治・大正の三時代が混然となった街並みが象徴的です。
旧家の白壁と石畳が続く歴史と文化に彩られ、石畳の道には電柱さえなく、不思議なタイムトリップを体験できました。


   
弘川寺本堂(左)、西行法師の歌碑(中)、西行堂(右)
葛城山麓にある弘川寺は、西行法師終焉の地として知られ、薬師如来像を本尊としています。行基や空海もここで修行をしたと伝えられています。

 
興正寺別院
真宗興正派・富田林寺内町の中核寺院です。


  
旧杉山家住宅
杉山家は寺内町創立以来の旧家で、代々「杉山長左衛門」を名乗り、歴史の息吹きが感じられる瓦屋根や煙返しなど
農家型の平面構成をとり、南河内の往時の豊かさを伝える建物です。昭和58年12月26日重要文化財に指定されました。


 
 
葛原家住宅・三階蔵
酒造業で栄えた商家。各層に庇を廻した本瓦葺きで、年貢米を入れる蔵として使われていました。


    
富田林・寺内町、旧杉山家住宅、葛原家住宅・三階蔵 
寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。 


参加者とスタッフの記念撮影