青春18きっぷで行く日帰りの旅
第3回 湯浅方面コース
(30年3月16日)

湯浅町は、熊野三山へと続く熊野街道の宿場町として栄え、日本の味を代表する醤油発祥の地として知られています。
起源は鎌倉時代、金山寺味噌を製造している際に樽底に沈殿した液汁が調味料として適していることが解り、
それに工夫を加え発達したのが始まりです。今回は醤油製造業と海運で栄えた醤油の香る歴史ある町並みを訪ねました。

行 程 表
出発  到着  路線  行き先など    出発   到着   路線  行き先など 
   7:20 金剛駅     集合   
   7:35 金剛  7:58 三国ヶ丘 南海高野線 なんば(各停)      
   8:18 三国ヶ丘 9:23 和歌山 JR紀州路 和歌山(快速)  17:28 和歌山 18:27
三国ヶ丘  JR紀州路快速 解散
9:45 和歌山 10:25 湯浅 JR紀勢本線  御坊(普通) 16:23 湯浅 17:07 和歌山 JR紀勢本線 和歌山(普通)

 
湯浅駅(左)、湯浅駅前にある若き日の「紀伊國屋文左衛門」船出の像(右)


深専寺
西山浄土宗の仏教寺院。明秀上人の開基と伝えらています。本堂の大棟には1メートル80センチの鯱像があります。

   
立石道標
熊野街道沿道町にある道標です。
熊野街道筋の宿場町として賑わった名残りを残す場所で、東西南北を指し示しています。

 

 熊野街道の街並み(左)と湯浅おもちゃ博物館(右)

  
重要伝統的建造物保存地区
 
 白壁の土蔵・格子戸や虫籠窓など、醤油醸造の伝統を感じる家並みが残る東西約400メートル、南北280メートルの
一帯は平成18年に文部科学省から「重要伝統的建造物保存地区」に選定されました。
醤油醸造など商工業を中心に発展した町が今も地割を残し、重厚な街並みが歴史的貴重なものとして認められました。

 
稲むらの火の館

1854年(安政元年)安政の大地震による大津波の時、濱口梧陵が命がけで村民の命を救った「稲むらの火」。
その偉業と精神、教訓を学び受け継いで行く為、ゆかりの地和歌山県有田郡広川町に、2007年に濱口梧陵記念館と
津波防災教育センターからなる「稲むらの火の館」が建設されました。