26年度
歴史に残る町を訪ねる
第1回 郷町館を中心としたコース(26年5月9日

26度の伊丹史跡編シリーズ第1回は、伊丹郷町館(旧岡田家住宅、旧石橋家住宅、新町家をいう)と、惣構(そうがまえ)の有岡城跡界隈を
訪ねました。2014年のNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」の放送とも相まって一層興味深い見学になりました。


    
伊丹駅からガイドさんの案内で出発

      
有岡城は、元は伊丹城と呼ばれ、今の伊丹市域を中心に活躍した伊丹氏歴代の居城でした。
後に荒木村重が城主となり城の周囲を堀と土塁で囲んだ「惣構」の城を築きました。
現在は本丸の西側一部が残っているだけです。


   

本泉寺(左)は永禄3年(1560)慈雲院日栖聖人の開基と云われています。 荒村寺(中、右)には、荒木村重の位牌が安置されています

  
伊丹郷町の大藩跡

    
三軒寺(左から、法厳寺、正善寺、大蓮寺)

    
旧岡田家は、江戸時代の延宝2年(1674年)に建てられた町家で、
建立当初から酒造業を営んでいました。
店舗は、兵庫県内に現存する最古の町家で岡田家の所有となったのは明治33年です。

   
旧石橋家は、江戸時代後期に建てられた商家で建設当初の店構えを残していることから、
平成13年に県指定文化財になりました。


  
    
猪名野神社は、惣構の北「岸の砦」近くに位置し、土塁跡(中)が残っています。
境内にあるムクロジ(右)は落葉高木で特に巨木であることから,昭和61年に伊丹市の天然記念物に指定されました。